昼間、ツグミを見た。
野鳥が近くに寄ってくるのは珍しい。
しばらく眺めていた。
夜になって、もう一度、同じ場所を見た。
当たり前と言えば当たり前だが、ツグミはいなかった。
夜には星が出ていた。
最近は、目立つ二つの星があった。
スマホで調べると、木星と金星のようである。
地球から近いと、あれだけはっきりと見えるということだろう。
ただ、星もツグミと同じで、いつまでそこに在るのか、いるのかわからない。
人も同じだと思った。
自分も同じだと思った。
関係するかどうかわからないが、方丈記の冒頭の一節を思い出す。