季節も流れていく

今朝起きて、ベランダに出ると、ベランダの空気はすこしひんやりとしており、秋の空気を感じた。やはり確実に秋が近づいてきていると思う。スーパーの屋上には何羽かのカラスが止まっている。

とはいえ、昼間は暑かった。クーラーの存在はありがたかった。

職場から帰るためのバス停へ向かう途中、ふと思う。この精緻で奥の深い世界あるいは広大な世界がなぜ存在しているのかと。たまたま、偶然、こんな世界が生まれることがあるのだろうか。何のためにこの世界は生まれたのだろうと。

バスが来て、空いている席があって、座れたことにほっとする。

ふと外を見ると、夕日と川面のゆらめき、流れが見える。周辺の植物も見える。

その後しばらく眠ってしまったらしいが、幸い降りるバス停の近くでは目が覚めていた。

バスを降りると、いつもの場所。姿は確認できなかったが、せみが鳴いていた。

せみの声は決して小さい声ではないが、不思議と不快ではない。

夜、冷蔵庫にアイスが残り少ないと思い、最寄りのスーパーへ買いに行く。帰り道、空に弓状の月が大きく見えていた。

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