雪の絨毯

夕飯の後、外に買い物に出た。

雪の絨毯ができていた。きれいにふかふかに積もっていた。
その上を歩く。

今、靴には踵の部分に小さい穴が開いているのだけど、そこから染みこんで入ってこない。

外は寒く、まだ雪が降っていた、でも荒れ狂う雪ではない、静かに降る雪。
その中を歩きながら、心のどこかで幸福感を感じていた。感じていたと思う。
まだ僕は生きている、生きられている。

それとも、終末感なんだろうか。 よくわからない。
死ぬときは、こんな景色の中で。そんな想いもあったのだろうか。

この雪の絨毯の上を、転がり進んだらどうなるのだろうと、普段描かない妄想をした。

実際にはしないけど。

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