セミとカナブンと

朝の散歩に出かける。
歩道を歩く。
いつもの公園に着くと、緑色が広がる。

ふと気づく。

ハクセキレイか、セグロセキレイか、セキレイ科の鳥がいる。
その鳥が、こちらの存在に気づいてか、波状の軌跡を描いて、宙を舞う。

ある木の前で、セミの声がした。
ジジジジと音を立てている。
しばらく見ていたが、姿が見えない。
すると、別のセミが飛んできて木に止まり、鳴き始めた。
羽が透明なセミだった。そして、気づくとそのセミの側に、羽が茶色い別のセミがいた。

帰り道。

階段の途中で、緑色のカナブンがいた。

以前、草むらに移動させたカナブンかどうかわからない。
ふと、この階段も案外居心地がいいのかもしれない、と思う。
直射日光が当たらないし、先日降った雨の水たまりが残っていたりする。
人に踏まれる心配もなさそうな位置にいたので、今日は移動してもらわなかった。

昼過ぎに雨が降り出した。
明かりが射す中での雨
恵みの雨だと思いたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です