仕事の帰り道
バス停でバスを待っているとき、思うことがある。
スマホを見ようかな。
いつも見るこの景色はどこか退屈だ、と。
これは、よくある心情だと思う。大勢の人はそう思うのではないか。
でも、ふと思うこともある。
すべての物は、実際に目に写るすべての存在は、底知れぬ深さ、精妙さを持っているはずだと。それに気がついてる、いないは別のこと。
退屈だと思うのは、気がついていないだけなのかもしれない。
風、空、川、土手、、雑草、自転車、自動車、道路、建築物、などなど、実際の存在はたくさんある。
スマホでつながる世界の情報は、興味深い物がすごく多い。実際に自分の行動に影響を与える情報も多々ある。しかし、それらが事実なのか、どこまで正確なのかどうかの確認が、自分では取れないものが多い。
自分で見たこと、聴いたこと、経験したことのみを信じるという生き方はまっとうな生き方だと思うが、それだけで生きていけるかどうかはわからない。
それでも、そういう日を設けてみたいと、そういう時間を大切にしてみたいと思うことがある。