カナブン

階段にカナブンがいた。

そんなところにいたら踏まれると思う。
僕が踏んでしまいそうになる。

そこで、近くの草むらに逃がした。

虫を直接手に乗せることなんて、滅多にない。
不思議なことに、背中の色が緑に見えたり、銅のような色に見えたりする。
なぜか光の当たり具合で色が変わって見える。
仕組みはわからない。

あの草むらは人がずかずかと入ってはいかないと思う。
でもどれくらい生きることができるかはわからない。

最適な環境は何だったのだろう。

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